蹊泳会とは


蹊泳会とは成蹊学園水泳部を卒業した人からなるOB・OG組織です。

 


支援のお願い


蹊泳会では現役部員の活動の支援を行なっております。口座については下記の通りになります。
  • 銀行名:三菱東京UFJ銀行
  • 支店:吉祥寺支店
  • 口座番号:普通 0761211
  • 名義:蹊泳会 木村 浩三 (ケイエイカイ  キムラ コウゾウ)
ご協力のほど、よろしくお願い致します。
 
 

蹊泳会会長寄稿


 我々成蹊学園水泳部は昭和11年1月水泳競技に情熱を持った有志によりプールのない水泳部として発足いたしました。プールの竣工を見るのは15年8月という事ですので4年半もの間他校のプールをコース借りして練習を行っていたそうで、若い情熱のなせる業と感心いたします。そのプールも防火用水池の代わりという事で認可が下りたそうで戦争間際の物資のない中、数々の難関を乗り越え着工となり部員全員が雨の日も土を掘って一日も早い完成を目指したそうです。

 中国に「井戸の水を飲む時掘った人を忘れてはならない」と言う諺がありますが正に「プールで泳ぐ時掘った人を忘れてはならない」そのあふれる情熱を忘れてはいけません。以来数々の名選手を育て「黄金期」を迎えます、仙波元昭先輩の100m200m平泳ぎ中学新記録樹立、杉山彰先輩の100m自由形インターハイ優勝など部史に残る記録を残しました。 以来歴史を重ね平成28年に「80周年」迎え、現状は大きく変わりました。馬場脇に北プールができ、小学校にも室内プールができ、南プールも位置をかえるなど昔の面影はありませんが、加温設備が整備され長い期間泳げるようになりました。

 中学高校大学の競泳部門は北プールで泳いでおりますが中学水泳部は全クラブの中でも部員が一番多く50名を超え、プールが狭くなっているのが現状です。

 大学水球部も20名を超える部員が在籍します、特筆すべきは他高校からの入学者が増えていることです。「個性の尊重と自由な人格形成」を目指す成蹊の教育理念に賛同し受験する高校生が多くなりました。加賀美大学監督の呼びかけに各校の指導なされる先生方のご推薦もあって毎年インターハイ国体出場経験のある優秀な選手が入部してきており、一度一部に昇格しその後2部に降格しましたが、ここ数年2部優勝を続けており1部昇格を待たれるところです。半面成蹊高校の受験率が上がり内部推薦で大学に進学する高校生が20%割り込むようになり必然的に高校水泳部からの大学入学者もせいぜい年に1人となってしましました。これは私たちのような7年間10年間どっぷり水泳部に浸かったOBの減少を意味し若手のOB会参加率が低くなっております。新たなOB会の展開が必要となってまいりました、皆様のご意見をおうかがいしたいと思います。

 

蹊泳会会長 木村浩三